アレルギーを治すには

アレルギーは先進国に暮らす人間にだけ起こるものです。東南アジアの水上生活者やアフリカの大地に暮らす原住民など、私たちからすれば劣悪な生活環境で暮らす人たちには起こりません。ギョウ虫、回虫、サナダ虫などの寄生虫の存在も影響しているかもしれません。

しかし最大の原因は、私たち先進国で暮らす現代人が、清潔になり過ぎたことです。手、顔、髪、そして全身を硫酸系、アミノ酸系洗浄剤で洗い続けたことにより、肌のバリア機能が破壊され、アレルゲンが体内に侵入しやすくなっています。

アレルギーを治すには、バリア機能を破壊しない洗浄剤で洗うことです!

 

たとえばシャンプーは水で洗い流してしまうものなのに、髪の毛はもとより、肌にも悪い影響を与えるのはなぜでしょうか?どんなに長時間丁寧にすすいでも、硫酸系やアミノ酸系の洗浄剤を配合したシャンプーは髪や肌に残ってしまうのです。お風呂でシャンプーすれば、洗い流したお湯に顔はもちろん、背中や胸、全身がさらされます。皮膚は目に見えない小さな穴がたくさん空いている「多孔質」のため全身の皮膚に残留します。

 

 

その結果、体内に異物が入るのをブロックしている肌のバリア機能を破壊しています。角質層はうるおいを蓄え、乾燥と外部刺激から肌を守る役割を果たしていますが、これが低下すれば、頭皮と毛髪に影響があるのは当然です。

 

バリア機能を低下させてしまうことは、微生物やアレルゲン、紫外線などを、体内にたやすく侵入させてしまうリスクをはらんでいます。そのため、肌バリアを傷つけないこと、弱らせないことが、アレルギーを含む万病の予防といえます。

刺激が強く細胞を破壊し、バリア機能を壊す「洗うもの」は下記のものです。

・硫酸系、アミノ酸系シャンプー
・殺菌効果が高いリンス、トリートメント
・水系、オイル系クレンジング
・皮脂を取り過ぎる洗顔フォーム

・残留アルカリが肌刺激になる石けん
・硫酸、アミノ酸系ボディシャンプー、ハンドソープ
・硫酸系洗浄剤が使われている歯みがき剤
・硫酸系食器洗い洗剤


 

 

アレルギーを治すにはこれらすべてを避けて、肌のバリア機能を取り戻すことが最優先課題です!そのため、これら「洗うもの」の中身(成分)を判断し、皮膚に安全な製品を選別するのは非常に重要であるといえます。

バリア機能を正常に戻して、シミのない透明感のある肌、本来の弾力のある肌、トラブルの無い健康な肌を維持しましょう。

 

バリア機能を回復するには
表皮のバリア機能